補助金

補助金の最新情報と活用方法

はじめに

経営をしている中で、新しい機械を買いたい、新しいサービスを始めたい、事務作業を効率化するためのソフトを導入したい…でも、資金が足りない。

これは多くの経営者が経験することでしょう。大手企業のように潤沢な資金があれば話は別ですが、多くの企業はそうではありません。

ここで重要なのが「補助金」です。

補助金は、国や自治体が「頑張る企業を応援したい!」という思いから提供する資金です。
これを上手く活用することで、事業を大きく拡大させることもできます。しかし、補助金には申請のための一定の条件や手続きが必要です。そもそも情報を知らない、あるいは間違った認識を持っていると、有益な補助金を逃してしまうことも。

この記事では、補助金について一から説明し、どう活用するのかポイントを紹介します。

補助金の最新情報

中小企業を応援するための補助金は、常に情報が更新されております。
また、これらの補助金は国レベルから地域の自治体レベルまで、さまざまな団体から提供されています。
ここでは国が提供している主要な補助金をリストアップし、それぞれの目的について紹介します。

●小規模事業者持続化補助金

事業概要

小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更等に対応するために取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。

引用:小規模事業者持続化補助金<一般型>_第14回公募_公募要領

●ものづくり補助金

事業の目的

中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させるための設備投資等を支援します。

引用:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金_公募要領_(16次締切分)

●事業再構築補助金

事業概要

本事業は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待し難い中、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新市場進出(新分野展開、業態転換)、事業・業種転換、事業再編、国内回帰又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、日本経済の構造転換を促すことを目的とします。

引用:事業再構築補助金_公募要領_(第11回)

●IT導入補助金

事業目的

本事業は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイスの導入)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入するための事業費等の経費の一部を補助等することにより、中小企業・小規模事業者等の生産性向上を図ることを目的とする。

引用:IT導入補助金2023_公募要領_通常枠(A・B 類型)

補助金の申請方法

補助金をもらうためには、正しい方法で申請しなければなりません。
ここでは、基本的な手続きの進め方や注意点などを紹介します。

1.必要な書類や手続きの流れ
書類の準備
最初に、申請しようとする補助金の募集要項を確認します。
申請に必要な書類は早めに準備しましょう。

2.事業計画書の作成
補助金を活用して行う事業の事業計画書を作成します。
この部分はかなり労力を必要としますので、専門家に相談しながら進めるのがいいです。

3.書類の提出
申請に必要な書類の最終チェックをし、期日までに定められて方法で提出します。

成功するためのポイント

補助金の申請を採択されるためには、ただ必要な書類を提出するだけでは不十分です。
以下に、採択率を高めるポイントをご紹介します。

●情報収集
各補助金で目的は異なります。この目的に沿った内容で申請を行う必要があります。
まずは、自社が行う事業がどの補助金に一番マッチするかをしっかり情報収集しましょう。

●提出までのスケジュール作成
締切日や必要な手続きの日程を確認し、逆算してスケジュールを立てることで慌てずに申請を進めることができます。

●明確で簡潔な事業計画書の作成
審査をする人は、あなたの業界の専門家ではありません。よって、専門用語を使用するのは避け、誰でもわかるような計画書を作成することを心掛けてください。

●募集要項の確認
補助金には採点ポイントが記載されていることもあります。このポイントを無視した計画書では、さすがに採択されるのは難しいでしょう。募集要項を熟読することは必須です。

まとめ

補助金は、新たな取り組みや事業展開の資金リスクを低減させることができる強力なサポートツールです。
しかし、補助金の情報は常に更新されており、最新の情報を逃さないようにすることが大切です。
一度調べたからといって、その後の変更点や新たな情報を見逃してしまうと、大きなチャンスを逃してしまうことも。
定期的に情報の更新や確認を行い、自社にとって最適な補助金を活用することが重要です!

補助金の申請や活用に関するご不明点や疑問点があれば、お気軽にご相談ください。
申請の手続きを全力でサポートいたします。